
1年生の算数の授業を参観しました。足し算の文章題で9+4と式をつくったのですが,「ゆびがたりない!」 足し算を両手の指で数えていた子は,指が10本なので繰り上がりのある計算では指が足りません。何とか指を使わないで解かなくてはいけません。学習課題は「10より大きなたしざんはどうすればいいのかな。」です。小島教諭は,分かりやすいやり方を考えさせるため,「ひとめで」「はやく」というキーワードを投げかけました。「うーん・・・」「あっ,分かった!」たくさんの手が挙がりました。「よーし,手が挙がっている人,全員に発表してもらいます。」子どもたちは黒板に付けられたマグネットブロックを使って,自分なりの言葉で一生懸命にやり方を説明しました。「ポイントは何?何をつくればいいのかな。」 一斉に「10!」と答えが返ってきました。1年生が,繰り上がりのある足し算ができるようになった瞬間でした。