
今日で前期終了です。新型コロナウイルスの影響で4月途中から5月末まで休校になるという前代未聞の前期でした。学校行事も中止や延期になり,子どもたちはかわいそうでしたが,何とか勉強の遅れを取り戻し,無事に前期が終了したことを喜びたいと思います。終業式では,各学年代表の子が前期を振り返って,がんばったことを発表しました。子どもたちの様子から,たくさん発表の練習をしたことが伝わってきました。振り返りをすることで,子どもも大人も,人間は成長するのだと教えました。
秋休み後に,6年生は延期となっていた修学旅行に出発します。1日目に行く会津若松市の日新館(江戸時代の武士の子弟の学校)に関する話をしました。日新館の南門をくぐると,「什(じゅう)の掟」という大きな看板があります。「什」とは,日新館に入学する前の6~9歳の子どもたちのグループのことで,毎日,「什の掟」を読み上げ,子どもたちだけで反省会をしたとのことです。掟の内容は現代と合わないものもあるのですが,大切なことは,理屈なしで「してはいけないことは絶対にしてはいけない」という規範意識を子どもたちが身に付けていたということです。このことを子どもたちに伝え,現代に合ったルールに言葉を置きかえて教えました。詳細は10月の学校だよりでお知らせする予定です。
明日から3日間は秋休みですので,11日(月)のブログ掲載はありません。