Twitter Facebook
2020.10.01

屋上にて

昔は子どもたちが屋上で自由に遊べた頃がありましたが,今は転落防止のために子どもだけで屋上には出られません。5年生が理科「天気の変化」の学習で屋上に出ました。学習課題は「雲はどのように動いていくのだろうか。」です。屋上は爽やかな秋風が吹いていて,子どもたちは気持ちよさそうでした。「飛行機雲だ!」「飛行機雲が見えると天気が悪くなって,見えないと晴れるんだって。」氷の粒でできた飛行機雲は,上空の空気の湿度が高いと長く残るので雨が近づいているサインととらえることができます。 これは観天望気と言って,古くから自然現象や生物の行動の様子などから天気の変化を予測して語り伝えられてきたものです。おそらくおじいちゃんやおばあちゃんから聞いたのでしょう。今夜は十五夜ですが,飛行機雲の様子から,おそらく曇って月は見えないと思います。「雲が西から東に動いている!」自分の目で見て学習課題を解決することができました。

(10/2追記 昨夜は午後8時頃から見事な仲秋の名月が見えました。観天望気は数時間後までを予想できるようです。)

K20D7563r.jpg

#未分類