
シンキングツールとは直訳すると「思考の道具」,iPadの学習支援アプリの中に入っています。シンキングツールは,自分の考えをつくり出すことを目的としています。「考える」ということは,「比較する」「分類する」「関係づける」などいくつかのパターンがあり,その方法を図式化したものがシンキングツールです。子どもたちが使うアプリには20以上のシンキングツールが入っています。 今日は,4年社会「地域で受けつがれているもの」の学習で「バタフライチャート」という蝶の形をしたツールを使っていました。4年生は社会で毎時間このツールを使っているそうです。学習課題は「わたしたちの地域(南区)には,どのような年中行事があるだろうか。」で,いくつかの行事の中から白根大凧合戦がテーマに選ばれました。まず,ツールの左側に自分が「知っていること」を入力していきます。次に「しろね大凧と歴史の館」の大凧合戦の紹介ビデオを視聴して,ツールの右側に「分かったこと」を入力します。入力したツールを大型モニターで互いに見せ合って,テーマについて多面的に考えて自分の考えをまとめていきます。 このようにシンキングツールを活用することで,「考えるための技法」を子どもたちに身につけさせながら学習課題を解決させていくのです。