2023.05.08
<2024.7.10 学校だより103号から>
6月26日、27日、待ちに待った修学旅行がジャストタイミングで行われ、楽しい時間とともに多くの学びを得て終えることができました。
世界文化遺産登録を目指す佐渡金山に、6月はじめイコモスが国内初の「情報照会」を勧告してから、ジャストタイミングでの旅行でした。子どもたちはしも町ならではの能舞台や町並みなど、北前船の寄港地としての共通点が多く見られることに気付き、佐渡との深い繋がりはもとより、世界の佐渡を体感することができました。
出航に合わせての「いってらっしゃ~い!」もジャストタイミングです。みなとぴあ前の恒例「見送りペアレンツ」の迫力は圧巻でした。「いってきま~す!」と子どもたちも気分が上がります。同乗していた他校の皆さんも、「うらやましい!」と一緒に感激。日本中探してもこんなすてきな見送りは、きっとうちの学校にしかありません!
2日間、ジャストタイミングで梅雨の晴れ間に恵まれました。前日までの風の影響でうねりが残っていたため、船首の部屋にいた子どもたちは、大きく揺られました。たまらず横になる子、甲板で風に当たる子、みんな同じ気持ちで船酔いと戦いました。これもまたとない経験です。それでも両津湾に入ってからは、新潟に帰るまで穏やかで美しい青い海がいつも見えていました。
朱鷺保護センターを後に港に向かう途中、ジャストタイミングで2羽の朱鷺が私たちを見送るように田園の中を飛んで行きました。バスの中から子どもたちは、しっかりと野生の朱鷺を見ることができました。バスガイドさんも子どもたちも大興奮。美しい朱鷺色の翼が手を振っているようで、佐渡を離れるのが寂しい気持ちになりました。
「御用船って北前船みたい…。」佐渡金山の展示室にある、幕府御用船の模型を見たときジャストタイミングで子どもが発した言葉です。子どもたちが総合的な学習で学んできたしも町の歴史や北前船など、これまで学習したことを実際に見たり感じたりすることができる場面が佐渡にはあります。まだほかにも、北前船の複製や宿根木集落などの素材もあり、学びの深化が佐渡には期待できます。また、たらい船、石細工など佐渡ならではの体験も盛りだくさんで、20年前に佐渡の学校勤務を経験した私にとっては、体験活動や施設が一層充実していると感じました。
修学旅行の目的は「普段と異なる環境で、見聞を広め、自然や文化に親しむとともに、集団生活や公衆道徳などについての体験を積むこと」とされています。近年の修学旅行では、「子どもの主体性を育む」ことを重視して班別行動をプランニングする冒険型活動も多く見られます。非現実へのトラベルは1泊2日という時間的な制限があります。その中に学びや感動をどのように盛り込んでいくか、方面や内容については熟考が必要だと考えています。
行先はどこであっても、子どもたちにとってクラスの仲間と泊まれることが楽しいのは、今も昔も間違いありません。多くの子どもたちが参加でき、旅行中一人も体調を崩さなかったこと、そして次の日も元気にイカの一夜干しを受け取りに来てくれたこと。それが何よりもうれしい修学旅行となりました。