2023.05.08
<2025.2.19 学校だより110号から>
日和山小には海外からやってきたお友達や海外へ旅立つお友達がいます。なかなか国際的です!朝、玄関で子どもを迎えながらジャンケンを交わすのですが、はじめは日本語がよく分からなくても、時を経てジャンケンに勝って笑顔で教室に向かうようになります。その横には一緒に教室に向かう友達がいます。
「ナージャの5つのがっこう」という絵本があります。ロシア人のナージャが父親の転勤により5か国の学校生活を体験します。それぞれの文化や教育について感じたことを描いています。ヨーロッパの学校では、創造性と自由が重視されています。子どもたちは自分の意見を自由に表現し、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。アメリカの学校では、多様性と包括性が強調されています。さまざまな背景をもつ子どもたちが共に学び、互いの違いを尊重しています。日本の学校では、規律と協力が強調されています。子どもたちは礼儀正しく、互いに助け合いながら学んでいます。でも「日本はなんか変?」と感じることがたくさんあります。それらの体験を通じ、ナージャは異文化に触れることの素晴らしさを知ります。
それとは別に、私の先輩の井口さんはボツワナの学校で教員をしています。アフリカの学校では、限られた資源の中で子どもたちが一生懸命に勉強しているそうです。ナージャの過ごした国々とは様子が大きく異なり、教室は質素そのものですが、子どもたちの学習意欲と教師たちの情熱に感銘を受け、教育の大切さを実感しているそうです。また、井口さんは、異文化に触れることで視野が広がり、考え方が柔軟になったそうです。異なる文化を尊重し、理解することが重要であると同時に、異なる文化の人々にも共通する価値観があるそうです。例えば、家族を大切にする心、友情、正義感などです。異文化の中であっても、共通の価値観を見出し互いに尊重することの大切さを感じるそうです。
私たちの学校以外にも海外からやってきたお友達はたくさんいます。また、地域には海外からやってきて働いている方もたくさんいます。異なる文化を尊重し、共通の価値観を見つけることで、世界はもっと平和で住みやすくなることを子どもたちには感じてほしいと思います。
さらに言うならば、同じ国に生まれ、同じ文化で育った日本の子どもも、一人一人みんな違います。だからこそ互いに理解し、尊重することが大切だと思うのです。それは、子ども同士がつながることであり、我々大人が決めることのできない、そして代わってあげることができない、あくまで子どもたちが主人公のつながりなのです。