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2025.03.12

麗しき原風景を子どもたちへ

<2025.3.12 学校だより112号から>

昨夏のことになります。デビュー45周年を迎えたサザンオールスターズが、10年ぶりに生まれ故郷茅ケ崎でライブを行いました。この年、連続リリースした新曲の一つ「歌えニッポンの空」に次のフレーズがあります。♪騒ぐ潮風に乗って 『浜降り』の音が あゝ響くところ ここで生まれて育って 夢見ることを学んだ ここが故郷ふるさと…♪、エンディングでは♪麗しMy Hometown♪と歌い上げます。45年間もの間、自分らしさを貫き更新し続けた桑田佳祐さん。あるインタビューの中で、「茅ケ崎で生まれ育っていなかったら、今の自分たちはなかった。今でも心に浮かぶ茅ケ崎の『原風景』をこの楽曲に織り込んだ。」と、郷愁とともに感謝の思いを語っています。


さて、45年後に「原風景」となるしも町は、今子どもたちの目にどのように映っているので
しょう。 6年生しも町学のまとめ「北前船と日和山」からご紹介します。


私はしも町学を始める前は、しも町や日和山に何も思い入れがありませんでした。そこまで愛着があるわけでもないし、しも町や日和山に対する思いは本当に何もありませんでした。
でも、しも町学を始めてから、しも町や日和山に対する気持ちが変わっていきました。


このしも町を良くするために企画した、しも町提案会議のスライドを考えるとき、この町について振り返ってみました。この町をよくするために提案することを同じテーマの人と考えてみたら、たくさんの案が出てきて分かりやすくまとめることができました。すばらしいプレゼンができたのですごくうれしかったです。


何よりも「人の温かさ」を僕は感じています。…場所、人、物すべてが自慢できるものです。…日和山は私にとって「自慢できる私のふるさと日和山」だと思い続けていたいです。


この他にも、歴史あるしも町への驚きや発見、地域の皆様への感謝など、どの子も自分の思いを記しています。


近年、各学校においては地域の特色を取り入れた総合的な学習を教育活動の中核に位置付けています。日和山小では学年の横のつながりとともに「しも町アドベンチャー」のように縦割りのつながりにおいても地域を舞台とした豊かな体験を位置付けています。しも町で豊かな体験を重ねることが、未来を創る子どもたちの原動力となり、しも町をそして世界を持続・発展させるに違いありません。


10年もすれば子どもたちは親元から巣立ちます。未来を託す子どもを育てるということは、自らの力で探究し、自己決定していく姿を見守り導くことでもあります。日和山の大人たちが子どもを信じるとともに、互いにつながり合うことで子どもの毎日を豊かにし、しも町の原風景を彩りあるものにしてくれているのです。そんな日和山の絆をうれしく思います。


45年後、しも町は子どもたちにとっての「麗しき原風景」となることでしょう。

#校長室