2023.05.08
<2025.10.10 学校だより117号から>
9月末に行われた「しも町アドベンチャー」は、しも町学をはじめとし、各教科・領域の学習やピ
ア・サポートなどを総合した行事で、「かんがえる力」「つながる力」「ひろげる力」を培う場です。
2年目となる今年の挑戦は、「子どもたちだけでの冒険」です。子どもたちは、多くの名所や公園に恵
まれた「しも町」らしい探検プランを、班それ
ぞれに作り上げました。また、大人が時間管理
や整列、道案内などを行うことはありません。
ですから、班ごとに何度も相談してプランを練
りました。学校運営協議会の皆さんにもご意見をいただきました。
当日に向けて子どもたちは、学年の果たす役割について自己目標「マイチャレ」を考えました。
<マイチャレ>ただリードするのではなく、班のみんながついてきているのか確認しながら、あったか言葉をかけて同じ6年生と協力して安全にサポートしながらリードする。
ご覧のように高学年は全体の世話をするリーダーを志向する思いにあふれています。さらにどの学年も、チームのために仲間のフォローにチャレンジする目標「フォロチャレ」を決めました。
<フォロチャレ>声を出して疲れた人に「大丈夫だよ、あと少し」と声をかけたりして班をサポートしたい。
これらの目標を達成するときには不安が付き物です。学年ごとの役割については、同じ学年
の仲間と不安を共有し、解決策を考え合いました。それが「フキダス」です。
<フキダス>(フ安なキ持ちをダス 支え合おう)・2,3人がバラバラにはぐれたら探せない。・自分の話を聞いてくれないかも。・似ている道があって間違って入ってしまうかも。
・「荷物持って」「抱っこして」と言われるかも。・ケンカしたりグズったりするかも。 ドウシヨウ⁉
これらの活動を通し「役割の交流」と「思考の交流」そして「感情の交流」が生まれ、目的に向かった協動が具現されていきました。ともすると、リーダーは責任を負ってすべて
を行うと考えがちなのですが、下級生も学年ごとに決められた役割に取り組むことで、フォロワーとして自己の責任を果たし、チームに貢献していました。このフォロワーシップに重きを置いているのが今年の特徴です。フォロワー一人一人の力を引き出し、支援するのがリーダーの役割です。各自の振り返りの「フリカエル」には、達成感や充実感がたくさん書き表されていました。
<フリカエル>僕は水戸教公園で5年生の役割である遊びクリエイターとしてやり遂げられました。最初は不安だったけどタイムキーパーの4年生と協力して楽しく終わらせることができました。自分が抱えていた不安もみんなで協力して解決できました。来年は6年生なので役割を全力で尽くしたいです。
3日後には、ペア学年同士で、互いに頑張りを称え合う「感謝メッセージ」を交換します。6年生のリーダーが1年生のフォロワーを下のようなメッセージで称え感謝していました。温かな協働の姿です。
<6年生から1年生への感謝メッセージ>しょうらく寺に行くときに道にまよってしまったけど、○○さんが道あんないをしてくれたおかげで、たどり着くことができました。ありがとうございました。心に残る思い出になりました。
アドベンチャー当日の朝、玄関は笑顔と活気にあふれました。ある子が「校長先生、今日はいつもより1時間以上早く起きて、こんなに早く学校に来たんだよ。」と語りかけてきました。やはり、この日は特別な1日だったようです。
地域・保護者の皆様、青陵大学や新潟大学の学生さんから、多大なるご協力をいただきました。見守りやお手洗い借用につきまして御礼を申し上げます。また、ご迷惑をおかけした点もございましたことにつきましてお詫びをを申し上げます。