天候で延期になっていた除伐体験を行いました。
平成25年に植樹されたおよそ600本の松を,300本,150本と計画的に本数を減らしていき,残った松を大きく育てることを目的としています。
中央区役所の建設課のみなさんと浜浦コミュニティ協議会のみなさん,保護者ボランティアのみなさんの御協力のもと,有意義な体験を行うことができました。
はじめは慎重に枝切りに挑んでいた子どもたちでしたが,慣れてくるとリズミカルにのこぎりを引く音が響くようになりました。
「松が傷つくと松ヤニがでると聞きましたが,どこから出るんですか。」
と質問したり,
「切り落とした枝からいい匂いがするよ。」
と香りを楽しんだりする姿がありました。
休憩をはさんで計45分間ほど,熱心に枝切りをしました。終わるころには予定していた範囲の作業が済みました。
「もっとやりたかったな。」と言う子どももいた程でした。
帰り道では,
「ネムの森の松は枝を切ってあるね。」
「だからこんなに大きいんだね。」
「僕たちの松も,きっと立派な砂防林に育つよ。」
とつぶやいていました。体験により,森を見る目が変わったことがよくわかりました。
暑い中でしたが,たくさんの保護者の皆様からボランティアに御参加いただきました。心からお礼申し上げます。