秋になって藤棚のそばにキンモクセイが咲き、次に中庭のヒイラギモクセイが咲き、いい香りがしていました。そして、今度は中庭にヒイラギの花が咲きました。白い小さな花で、ひそやかな甘い香りがします。
名前の由来は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ)ことからきているそうです。漢字にすると木偏に冬で「柊」。ちなみに木偏に春夏秋もあります。椿、榎、楸「春つばき、夏はえのきで秋ひさぎ、木枯らし吹いて冬はひいらぎ」です。白山小には、ひさぎ(アカメガシワ)以外はあります。
なお、クリスマスによく使われる赤い実のついた柊は西洋柊または、柊黐 (ひいらぎもち)だそうです。ヒイラギは、黒い実がつきます。