朝,学校日記のデータをアップして「ホッとした」と思いつつ,その後で校内巡視を始めたところ,4年生の教室の前を通ったら,何やら熱の入った指導が目に入ってきました。思わず吸い込まれるように教室の中に入ってみると算数の勉強の真っ最中でした。しばらく観察していると担任が,新聞紙で作った「1㎡」を持ち出して説明を始めました。
「なるほど,これはいける!!」
私たちは,「1㎡」というと「一辺が1メートルの正方形の面積」という言葉による定義は,知っています。でも,実際にどれくらいの広さかは,実体を伴って理解していないことが多いように思います。仮に,外で「1㎡ってどれくらいの広さか書いてみて」と言われても私は「これくらい」と言って正確に書く自信はありません。算数は,学年が上に行くに従って抽象的な思考が中心になっていきますが,できるものは,できるだけこのような(半)具体物を使って実体の伴う学習をさせたいものです。このやり方を応用すると「坪」なんていう面積も「なるほど」と納得できそうですね。お時間のある方は,新聞紙で作ってみてはいかがでしょう。何かの役に立つかも知れませんよ。