3年2組が算数の時間にホワイトボードを使って良い学習をしていたので紹介します。
この時間の学習課題は「2けた×1けたは,どのように計算できるだろう。」で取り扱う式は,「21×3」です。
その問いを見た,ある子は「筆算でやればいいと思います。その訳は,筆算でやれば,縦の計算で楽だからです。」と答えました。それを聞いた担任は,「確かにそうですね。では,どうしてその答えになるか言葉で説明できますか。」と切りかえしました。ここで,子どもたちは「うーん」と考えはじめます。すかさず担任は「それなら,班でその説明を話し合ってみてください。」と子どもたちを追い込みます。そこで相談と説明のためのツールとして使われたのが,ホワイトボードです。「三人寄れば文殊の知恵」といいますが,子どもたちは班ごとに額を寄せ合って「ああだ,こうだ」と話しながらボードに書き込んでいました。
筆算は,やり方だけなら機械的に覚えることができるかもしれません。でも,それでは本当に理解したことにはなりませんよね。こういう指導が子どもの深い学びを促すのです。