7月22日(金)
1学期最終日。
年長もみじ組の子どもたちが,保育室で話をしていると・・・
「園長先生!!!」
園長先生が保育室に遊びに来てくれて,うれしそうな子どもたち。
あっという間に,園長先生の周りを囲み・・・
園長先生との触れ合いタイムに。
カレーパーティーを,自分たちで一生懸命考えて,準備し,作ることができたことを,たくさん褒めてもらいました。
ますます,うれしくなったもみじ組の子どもたちは,大好きな園長先生に保育室にいる生き物を紹介し,生き物について知っていることを話したり,聞いたりして,その時間を楽しみました。
園長先生「ここには,何の生き物がいるの?」
Aさん 「ここは,『つむりん』と『つむちゃん』っていうカタツムリがいるんだよ。カタツムリってね,首の横に小さな穴があるんだよ。その穴から息をしたりうんちを出したりしているんだよ。」
園長先生「よく知っているね。どうして知っているの?」
Bさん 「絵本の部屋の図鑑で調べて,虫眼鏡で見たんだよ!」
と,得意げな子どもたち。
園長先生「そういえば,小学校の田んぼで捕まえたオタマジャクシはどうした?」
Cさん 「カエルになったから,小学校の田んぼのおうちに返してあげたよ。」
Aさん 「園長先生,カエルって爬虫類だよね?」
園長先生「お,爬虫類って言葉,よく知っているな。おしいな。爬虫類じゃないんだよ,両生類っていうんだ。両生類って知っているかい?」
子どもたち「分からない。両生類って何?」
園長先生「オタマジャクシは,足が生えてカエルに変わるだろう?子どものときは,水辺で暮らして,大人になると水でも陸でも生きられるんだよ。両生類って,子どものときと大人のときと,形が変わるものが多いんだ。」
Aさん 「そうなんだ。じゃあ,小学校のプールにいたヤゴも両生類?」
園長先生「いい質問だな。でもヤゴは違うんだな~。調べてごらん。」
Dさん 「はい! ヤゴだって,水の中にいて,トンボに変わるのに...(不思議顔...)」
知っていることを話す,相手の話を聞く,相手の話を聞いて,更に考えたり想像したりする・・・,園長先生との「会話」の中で様々な「言葉の伝え合い」の姿が見られました。また,新しい「不思議」にも出合い,子どもたちの知識や経験,ものごとへの興味は,まだまだ膨らみそうです。
「ヤゴさん・・・。なぜ変わるのに両生類じゃないの?」
これからも,答えや解決を急がずに,『自分たちで調べる』『詳しい人を探す,聞く』『なにごとにも興味をもつ』『思ったこと・やりたいことに自分から取り組む』経験ができるように支えていきます。