9月15日(金)
夏休み前、まだ硬く、緑色だった園庭のブルーベリー。
子どもたちは、「いつ採れるのかな。」「食べたいな。」と楽しみにしていました。
夏休み明け、子どもたちと相談し、収穫した実を使って、ジャムを作ることにしました。
6月には、イチゴでジャムを作りましたが、その際は、「ジャムを作って、パーティーを開きたい。」という子どもたちの思いを受け止め、『考えたことを実現する楽しさを感じる経験』ができるようにと願いました。
ジャム作り2回目となる今回は、ただパーティーを開くだけでなく、『やりたいことのために見通しをもち、より具体的に考える経験』ができるようにと、願いました。パーティーを開くために必要な素材の分量や数、招待する人の人数、会場についてなど、子どもたちが中心となり、具体的に考え準備しました。
材料がそろったら、ジャム作り開始です。
できたてを、みんなで試食です。
おいしいジャムができたことを、実感すると、チケットと招待状を作って、パーティーの準備です。
当日、いちご組には、保育室にジャムを届けました。
すみれ組の子どもたちと、級外の先生たちを、パーティーに招待しました。
降園時には、お家の方にも、食べてもらいました。
大好きな小学校の職員室の先生方にも届けました。
自分たちがみんなから喜んでもらい、とてもうれしそうな子どもたちでした。
「誰に食べてもらいたいか」「そのために、クラッカーが何枚必要か」「食べてもらいたい人に、どのように渡すか(相手の状況を知り、可能な方法を考える)」「考えた方法を実行するには、何がどのくらい必要か(机、お盆、お皿等)」「園の予定と合わせて、いつ、行うことができるか」「実行予定の日までに、やらなければいけいないこと(準備)を、いつ、だれが、やっていくか」等、子どもなりに考え、実現し、やり遂げました。
「やりたい!」を実現する喜びを、これからも支えていきます。