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2023.10.04

おいしいね ブルーベリージャム

9月15日(金)

 夏休み前、まだ硬く、緑色だった園庭のブルーベリー。
 子どもたちは、「いつ採れるのかな。」「食べたいな。」と楽しみにしていました。
 夏休み明け、子どもたちと相談し、収穫した実を使って、ジャムを作ることにしました。

 6月には、イチゴでジャムを作りましたが、その際は、「ジャムを作って、パーティーを開きたい。」という子どもたちの思いを受け止め、『考えたことを実現する楽しさを感じる経験』ができるようにと願いました。
 ジャム作り2回目となる今回は、ただパーティーを開くだけでなく、『やりたいことのために見通しをもち、より具体的に考える経験』ができるようにと、願いました。パーティーを開くために必要な素材の分量や数、招待する人の人数、会場についてなど、子どもたちが中心となり、具体的に考え準備しました。

「教頭先生、買い物に行きたいので、お金をください。」
必要な分量や数を書いたメモをもち、買い物へ。
一人ずつ、精算機で支払いました。

 

材料がそろったら、ジャム作り開始です。

鍋いっぱいのブルーベリー
砂糖を入れてかき混ぜます。
「おいしくなあれ。」

灰汁も丁寧にとります。
「いい匂いだね。」
すみれ組も一緒に。

できたてを、みんなで試食です。

「甘いね。」
「とってもおいしい。」

おいしいジャムができたことを、実感すると、チケットと招待状を作って、パーティーの準備です。

「すみれ組さん、ブルーベリーパーティーに来てね。」
手作りのチケット

 当日、いちご組には、保育室にジャムを届けました。
 すみれ組の子どもたちと、級外の先生たちを、パーティーに招待しました。

「どうぞ召し上がれ。」
「いただきます。」
先生も一緒に。

 

 降園時には、お家の方にも、食べてもらいました。
 大好きな小学校の職員室の先生方にも届けました。
 自分たちがみんなから喜んでもらい、とてもうれしそうな子どもたちでした。
 

 「誰に食べてもらいたいか」「そのために、クラッカーが何枚必要か」「食べてもらいたい人に、どのように渡すか(相手の状況を知り、可能な方法を考える)」「考えた方法を実行するには、何がどのくらい必要か(机、お盆、お皿等)」「園の予定と合わせて、いつ、行うことができるか」「実行予定の日までに、やらなければいけいないこと(準備)を、いつ、だれが、やっていくか」等、子どもなりに考え、実現し、やり遂げました。

「やりたい!」を実現する喜びを、これからも支えていきます。

#日常