午前中は、子どもたちと保護者対象で、午後は地域の皆さん対象で、「柿渋染め」体験を行いました。講師は越前小学校の保護者でもある星名さんです。

　星名さんは、草木をはじめとする自然の植物等で染め物を手がける職人さんです。この日は、柿の渋を使った「柿渋染め」を体験させていただきました。

　好きな大きさの手提げ袋に、どんなデザインで染めようかとイメージを膨らませました。手法としては、形を切り抜いた型紙や、木型を使ったスタンプ、直に筆で描く等があります。型紙は、パンチ形式の物を使ったり、好きな形をパソコン印刷して切り抜いたりして作ることができます。

　星名さんから、最初にやり方やコツを教えていただいた後、それぞれの作りたいイメージに合わせて、個別に対応していただきました。

　柿の渋で描くと、茶色い模様となって、生成りの手提げの布に色が浮き出てきます。一つ一つ丁寧に塗るため、長時間でしたが、子どもたちは、大人と一緒に根気よく丁寧に、世界に一つだけの手提げ袋を作成しました。