7月14日2時間目,4年2組で2回目の研究授業がありました。教科は道徳,題材名は「一人一人の大切な考え」『学級会での出来事』でした。授業者は冒頭に,自学級でとったアンケート結果を子どもたちに投げかけました。「これまでの学級会での話し合いで,意見の相違があった人が20名。その時にあなたはどうしましたか?どんな気持ちになりましたか?」と,一人ひとりの考えを深掘りしました。すると「怖いから言えなかった」「嫌な気持ちになった」「自分を納得させた」と,子どもたちの葛藤がまざまざと浮かび上がり,結果,悲しい,悔しい,モヤモヤした気持ちになった人が9名もいたことも共有されていきました。そのように耕したところで『学級会での出来事』の世界に入っていきました。メインの話し合いでは「この教材文の中で,おかしいなと思うことは何ですか?」という問いで意見交換がされ「人気者の意見だけが大事にされるのはずるい」「歌なんか という差別的な発言はおかしい」「ドッヂボールがいいという意見が大半の中で音楽を主張するのはわがまま という発言はおかしい」「ドッヂボールでいい と妥協したのはよくなかった」「みんなが仲良くなるために という目的で話し合っているのに,だんだんずれていった」「すぐに多数決で決めてしまうのはだめだ」等々核心を突く意見が積み重ねられていきました。素晴らしい姿でした。ここで学んだことを現実の学級生活にも生かして,みんなが楽しい姿を目指してほしいと思います。授業者も4年2組の子どもたちも本当によく頑張りました。(文責:校長)