朝から子どもたちが集まっています。
「見て見て。」「なになに?」
「ほらほら。」「うわ~!」
なんと、先日見付けたカマキリの卵から、たくさんの赤ちゃんが生まれたのです!
10月とは思えない温かさに、カマキリの赤ちゃんは春と間違えて出てきてしまったのでしょうか。
小さなカマキリの赤ちゃんを、大事に手に乗せて、愛おしく見つめる子どもたちでした。
園庭に放しに行きましたが、カマキリちゃんたちはなかなか子どもたちから離れようとしません。
「ここで生まれたから、ここが気に入ったのかな♪」
腕やお腹を歩かせて可愛がっていました。
カマキリの卵があることを教えてくれたのは用務員さんです。
「見て!生まれたよ。」「すご~い!」
今日、園庭に出たのはもう一つお仕事があったからなのです。
みんな急いで何を運んでいるのでしょう?
「いちごだよ!」
いちごが実る春には、私たちが一番大きいお兄さんお姉さんになります。
なので、来年みんなでおいしいいちごを食べられるように、みんなでいちごの苗を植えました。
いちごの気持ちになって、腰をかがめて丁寧に水やりをしていました。
「カラスが来ないようにキラキラをつけるといいんだよね。」
今の年長組さんが話していたこともちゃんと覚えていました。
みんながよく見えるように、4つはプランターに植えて、みんなで玄関まで運びました。
他の組のお友達や先生に「何を植えたの?」と聞かれると、
「いちごだよ。大きくなったら食べさせてあげるからね!」と、誇らしげなもも組さんでした。